よく使う数学や科学の記号、表記、ギリシャ文字(英語表現付き)

 大学の勉強でよく使う記号や表現をまとめてみました。最初は各科目の勉強と併用して早めに覚えていきましょう。

数の集合

  • \(\mathbb{C}\):複素数全体(Complex number)
  • \(\mathbb{R}\):実数全体(Real number)
  • \(\mathbb{Q}\):有理数全体(Rational Number ただしRは使用済みのためQuotientの頭文字を使用)
  • \(\mathbb{Z}\):整数全体(Integer ドイツ語で数を意味するZahlenの頭文字)
  • \(\mathbb{N}\):自然数全体(Natural number)
  • \(\emptyset\):空集合(Empty set)

集合の表現

  • \(x\in X\)と書いたら「\(x\)は集合\(X\)に属する」すなわち「\(x\)は\(X\)の元」という意味。
  • 「\(\cdots\)を満たす\(X\)の元全体の集合」を
    $$\{x\in X~|~( \cdots )\}$$
    の形で表す。例えば「\(\mathbb{N}=\{n\in \mathbb{Z}~|~ n>0 \}\)」
  • \(X\subset Y\)と書いたら、「集合\(X\)は集合\(Y\)に含まれる」という意味。

ギリシャ文字

\(\alpha\):アルファ(alpha)\(\beta\):ベータ(beta)
\(\gamma\):ガンマ(gamma)\(\Delta,\delta\):デルタ(delta)
\(\epsilon\):イプシロン(epsilon)\(\zeta\):ゼータ(zeta)
\(\eta\):イータ(eta)\(\theta\):シータ(theta)
\(\iota\):イオタ(iota)\(\kappa\):カッパ(kappa)
\(\lambda\):ラムダ(lambda)\(\mu\):ミュー(mu)
\(\nu\):ニュー(nu)\(\xi\):クシー(xi)
\(o\):オミクロン(omicron)\(\Pi,\pi\):パイ(pi)
\(\rho\):ロー(rho)\(\Sigma,\sigma\):シグマ(sigma)
\(\tau\):タウ(tau)\(\upsilon\):ユプシロン(upsilon)
\(\phi\):ファイ(phi)\(\chi\):カイ(chi)
\(\psi\):プシー(psi)\(\Omega,\omega\):オメガ(omega)

論理記号、その他

  • 「∵」は「なぜならば」という意味。
  • 「∴」は「したがって」という意味。
  • \(A:=B\)と書いたら、\(A\)を\(B\)で定義する、という意味。例えば
    $$e:=\lim\limits_{n\to \infty}\left(1+\frac{1}{n}\right)^n$$
  • (文章1)\(:\iff\)(文章2)と書いたら、(文章1)を(文章2)で定義する、という意味。
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